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【管理栄養士監修】メロンの栄養&効能は?1日の適量やおすすめの食べ方も解説!

【管理栄養士監修】メロンの栄養&効能は?1日の適量やおすすめの食べ方も解説!
鈴木 亜子
監修者

鈴木 亜子

管理栄養士

メロンは、夏を代表する果物の一つです。赤や緑の鮮やかな色合いと、甘くみずみずしい味わいは、暑い夏に至福のひと時を演出してくれます。しかしメロンは美味しさだけでなく、体に嬉しい栄養素もたっぷりと詰まっており、様々な効果が期待できます。

この記事では、そんなメロンの栄養素や効果について解説します。メロンを上手に活用することで、夏バテ対策や生活習慣病の予防など、健康的な夏を過ごすことができるでしょう◎

メロンに含まれる栄養素とその効果

早速、メロンに含まれる栄養素とその効果について詳しく見ていきましょう!


ビタミンC

メロンには豊富なビタミンCが含まれています。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、活性酸素による体の傷害を防ぐ働きがあります。また、鉄の吸収を助ける効果もあるため、貧血予防にも役立ちます。免疫力の維持や、コラーゲンの生成を助けることから、美肌やアンチエイジングも期待できる栄養素です。

このように、ビタミンCは体の様々な部分で重要な働きをしており、特にメロンは手軽にビタミンCを摂取できる食品と言えます。

カリウム

カリウムは、体内の余分なナトリウムを体外へ排出する作用があるミネラルです。この作用により、十分摂取することで高血圧の予防や改善、および高血圧に関連する病気の予防が期待できます。

しかし現代の日本人の食生活ではナトリウムの摂取量が多く、カリウムの不足が問題視されています。健康維持のためにも、メロンなどの果物からカリウムを意識的に摂取するのがおすすめです。

その他、カリウムは筋肉収縮や神経伝達、体液のpHバランスを保つ役割も担っています。

βカロテン

メロンに含まれるβカロテンは、植物に含まれる色素の一種です。体内でビタミンAに変換されることから、目や皮膚・粘膜の健康維持に寄与します。また強い抗酸化作用があるため、体を若々しく保ったり免疫機能を活性化させたりする働きも期待できるでしょう。

特に赤肉のメロンには、より多くのβカロテンが含まれています。赤肉メロンと青肉メロンの違いについてより詳しく知りたい人は、こちらの記事もぜひ併せてチェックしてくださいね!


葉酸

メロンには、葉酸も豊富に含まれています。葉酸は妊娠前や妊娠初期の女性に特に重要な栄養素です。葉酸の主な働きは以下の通りです。

働き 説明
DNAの合成 細胞分裂に不可欠なDNA合成を助ける
赤血球の形成 赤血球の形成を促進する
胎児の神経管閉鎖防止 胎児の神経管欠損症を予防する

妊娠を希望する女性や妊娠中の方は、通常より多くの葉酸の摂取が推奨されています。メロンの摂取が葉酸の補給に役立つでしょう。

メロンのカロリーと糖質量

メロンはカロリーが低く、糖質も控えめです。ただし、甘味が強いため糖質への誤解を招きがちです。具体的なメロンのカロリーと糖質量は以下の通りです。

項目 含有量(100gあたり)
カロリー 45kcal
糖質 9.5g

100gあたり45kcalと、同量のリンゴ(54kcal)やバナナ(86kcal)に比べてカロリーは低めです。また、糖質9.5gと控えめな量となっています。ただし、メロンには果糖が多く含まれているため、糖質制限中の方は、適量を守って食べることが大切です。

1日の適量と食べ過ぎへの注意点

ここからは、メロンの1日あたりの適量と食べ過ぎへの注意点について紹介します。

下痢のリスク

メロンは水分が多い果物です。冷やしたメロンを一度にたくさん摂りすぎると、腸への過剰な刺激となり下痢を引き起こすリスクが高まります。

農林水産省「食事バランスガイド」によると、果物の摂取目安量は1日当たり200g(可食部)程度です。 この量は一般的なサイズのメロン1/2〜1/3個程度に相当します。メロンを食べる際は、この量を目安に食べ過ぎないよう注意しましょう。

アレルギー症状出現の可能性

メロンはにアレルギー症状を引き起こす可能性のある果物です。代表的な食物アレルギーの症状は、以下のようなものが挙げられます。

  • 口腔アレルギー症状(口の中の痛み、かゆみ、はれ)
  • 消化器アレルギー症状(腹痛、下痢、嘔吐)
  • 皮膚アレルギー症状(じんましん、湿疹)
  • 呼吸器アレルギー症状(咳、くしゃみ、鼻水)

特にメロンを初めて食べる乳幼児やアレルギー体質の方は、メロンを食べる際は十分に注意を払いましょう。もしアレルギー症状が出てしまった場合は、早めに医療機関を受診してください。

メロンの効果的な食べ方

メロンは生で食べるのがおすすめです。メロンに含まれるビタミンCや葉酸は熱に弱く、加熱すると摂取量が大きく減少してしまいます。そのため、メロンに含まれる栄養素を最大限に摂取したいなら、できるだけ生でそのまま食べるのがおすすめです。

また、普段は捨ててしまいがちなワタも一緒に食べると良いでしょう。ワタには食物繊維やビタミンAが豊富に含まれています。種を取り除き、果肉と一緒にスムージーなどにすると食べやすいですよ。

メロンの栄養をたっぷり摂取できる健康アレンジレシピ

ここからは、メロンの栄養をたっぷりと摂取できる健康アレンジレシピを紹介します。

メロンスムージー

  • 調理時間: 15分
  • 費用目安: 1200円

【材料 2人前の分量】

  • メロン 1/2個
  • 牛乳 200ml
  • 氷 1カップ
  • はちみつ 大さじ2
  • ブルーベリー 適量
  • ミント 適量

【作り方】

  1. メロンは種と皮を取り除き、適当な大きさにカットします。
  2. ミキサーにメロン、牛乳、氷、はちみつを入れて滑らかになるまで撹拌します。
  3. グラスに注ぎ、ブルーベリーとミントの葉をトッピングして完成です。

このレシピは、メロンの甘みと牛乳のまろやかさが絶妙にマッチした、夏にぴったりの冷たいデザートです。ブルーベリーとミントのトッピングが爽やかさをプラスし、見た目にも美しい一品に仕上がります。お好みで、はちみつの量を調整して、甘さを加減してください。

メロンとヨーグルトのシャーベット

  • 調理時間: 約240分 (凍結時間含む) 
  • 費用目安: 400円 

【材料 2人前の分量】

  • メロン 200g
  • 無糖ヨーグルト 200g
  • はちみつ 大さじ1
  • ミント 適量

【作り方】

  1. メロンは1/4量を1cm角に切り、冷蔵庫で冷やします。
  2. ビニール袋に残りのメロン、ヨーグルト、はちみつを入れてメロンの食感が残る程度に揉みます。
  3. バットに2を流し、ラップをして冷凍庫に入れます。1時間おきに取り出してフォークでくずし、3〜4時間程冷やし、シャーベット状にします。
  4. 器に盛り、1のメロンとミントを添えます。

このレシピは、メロンとヨーグルトの相性が抜群で、袋で揉んで凍らせるだけの簡単なシャーベットです。熟したメロンを使用するとより美味しくなります。

メロンと生ハムのサラダ

  • 調理時間: 10分 
  • 費用目安: 600円

【材料 2人前の分量】

  • メロン 200g
  • 生ハム 4枚
  • レモン汁 大さじ1.5
  • オリーブオイル 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1/2
  • 塩こしょう ひとつまみ
  • ミント 適量

【作り方】

  1. メロンは乱切りにします。
  2. 生ハムは4等分に切ります。
  3. ボウルにレモン汁、オリーブオイル、砂糖、塩こしょうを入れ、よく混ぜ合わせます。
  4. メロンと生ハムをボウルに加え、全体に味がなじむまでよく混ぜ合わせます。
  5. 器に盛り付け、ミントをのせて完成です。

このレシピは、甘くてみずみずしいメロンに、塩気の効いた生ハムの旨味と、さわやかで酸味のあるドレッシングがよく合います。前菜の一品としても、お酒のおつまみとしてもぴったりですので、ぜひお試しくださいね。

まとめ

メロンは、ビタミンCやカリウム、葉酸などの栄養素が豊富に含まれる夏の味覚の代表格です。カロリーや糖質も控えめで、ダイエット中でも安心して食べることができます。ただし、食べ過ぎると便秘や下痢のリスクがあるので注意が必要です。

効果的な食べ方として、果肉はもちろん、食物繊維が豊富なワタも積極的に食べると良いでしょう。さらに、スムージーやシャーベット、サラダなどのアレンジレシピもおすすめです。

夏バテ防止や美容、生活習慣病予防など、メロンにはさまざまな効果が期待できます。適量を守りつつ、生やアレンジメニューなどで積極的に摂取しましょう◎

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鈴木 亜子
監修者

鈴木 亜子

管理栄養士

大学卒業後、主に医療機関に勤務。チーム医療の一端を担い、生活習慣病などさまざまな疾患の栄養管理に取り組む。得意分野は糖尿病で、療養指導や透析予防、重症化予防などを担当した経験も。現在は豊富な栄養相談経験を活かし、ウェルネス関連の記事執筆および監修に携わる。