メロンは果物の中でも比較的サイズが大きく、皮が硬いですよね。そのため、丸ごと購入した際、どのように切ればいいのか迷うことがあるのではないでしょうか。
一見、難しく感じるメロンの切り方ですが、正しい手順やコツを知っておけば、初心者でも上手に切ることができますよ。また、上手に切ることで食べやすく、鮮度も長持ちしやすくなります。
この記事では、そんなメロンの切り方について詳しく紹介します。基本の切り方からおしゃれな切り方アレンジまで分かりやすく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね◎
基本のメロンの切り方
まずは、基本のメロンの切り方を紹介します。
手順
- はじめに根本からヘタを切り落とします。
- 次に、上から下へ縦半分に切ります。
- 切った断面に種が見えるので、スプーンなどを使って取り除きます。
- 種を取り除いたら、実をさらに縦半分に、そしてもう半分に切り、8等分します。
- 実と皮の間に包丁を入れ、沿わせるように滑らせます。
- 最後に食べやすい大きさになるよう包丁を縦に入れて実をカットしたら完成です。
以上の手順で、メロンを上手に食べやすく切ることができます。手順4の8等分にカットするところは、メロンの大きさによって4等分や6等分など調整してみてくださいね。また、手順5で実と皮の間に包丁を滑らせておくことで皮から実を離しやすくなり、よりキレイに食べられますよ。
おしゃれなメロンの切り方アレンジ
ここからは、おしゃれなメロンの切り方を紹介します。切り方のアレンジ次第で、ホームパーティーや手作りスイーツのデコレーションなど、幅広いシーンに活用できますよ。
メロンボール
メロンをおしゃれにカットするなら、メロンボールがおすすめです。道具がなくても比較的簡単にできる方法なので、ぜひマスターしましょう。
手順
- メロンを半分に切り、種とへたを取り除きます。
- 1の半分のメロンの皮側を下にして平らな面に置きます。
- 直径約5cmの丸い口切り型や蓋などを実に押し当てていきます。
- 型を押し当てた部分をナイフなどでくり抜きます。
- 皮を器に見立てて可愛く盛り付けたら完成です。
このように実を丸くくり抜くと、ボールのような可愛らしい形になります。簡単に盛り付けるだけでも見栄えがよくなり、おもてなしのデザートやフルーツサラダにぴったりです。
また、くり抜いた際の周りの果肉は、ピューレにしてアイスクリームやヨーグルトにトッピングしたり、スムージーに加えたりと、無駄なく活用することができます。
余った実で作ったピューレやスムージーを皮の器に入れて、丸くくり抜いた実をトッピングするのもおしゃれで写真映えバツグンですよ。
三日月カット
メロンの三日月カットは、タルトやケーキのデコレーションにおすすめです。手作りスイーツをよりハイクオリティに仕上げたいときにぜひお試しください。
手順
- メロンを半分に切り、種とへたを取り除きます。
- メロンをさらに半分に切り、4等分にします。
- 皮と果肉の間に包丁を入れ、果肉を皮から切り離します。
- 果肉を寝かせて、包丁を斜めに入れて三日月形に切ったら完成です。
果肉の薄さや盛り付け方はお好みで調整してください。薄めにカットして円を描くように盛り付けると、まるでお店のケーキのような本格的な仕上がりになりますよ。
もちろん、他の果物と合わせてフルーツボウルにしても見栄えが良く、皮を取り除いているためフォークやフルーツピックで手を汚さずに食べられるのも魅力です。
フラワーカット
メロンのフラワーカットは、名前の通りお花のように見える仕上がりが特徴です。品種によって果肉の色が異なるため、それを活かして交互に盛り付けてもおしゃれに仕上がります。
手順
- メロンを半分に切り、種とへたを取り除きます。
- 切った断面を上に向け、そのまま上から8等分に切ります。
- 切り口が細い方が内側に来るように器に盛り付ければ完成です。
この切り方は、基本の切り方の応用編なので、それほど難しくありません。盛り付けたときの可愛さと、ワンハンドで食べやすいのがこの切り方のメリットです。手軽にできるので、急な来客へのおもてなしにも便利ですよ。
メロンの保存方法
ここからは、メロンの保存方法について紹介します。
丸ごと保存する場合
スーパーで購入したメロンは、未熟で十分な甘みを感じられないことがあります。そのため、丸ごと購入したメロンは基本的に常温で保存し、追熟させてから食べるのがおすすめです。追熟させることでメロン本来の甘みや柔らかさが引き出され、より美味しく味わうことができますよ。
メロンを自宅で追熟させる際は、以下の手順で行ってください。
- 箱入りの場合、必ず箱から出す
- メロンのお尻にふきんやキッチンペーパーを4つ折りにして敷く
- そのまま風通しの良い涼しい場所に常温で2~3日置く
箱に入ったまま常温保存すると、箱の中の湿気で傷みやすくなってしまうため、必ず外に出しましょう。また、直射日光やクーラーの冷気が当たる場所は、メロンの追熟に不向きなため、できるだけ風通しが良く、涼しい場所を選びましょう。
なお、追熟が進み過ぎると過熟となり、食味が落ちてしまうので注意が必要です。こまめに様子をチェックし、完熟サインを見逃さないようにしましょう。
カットしてから保存する場合
カットしたメロンは、しっかりとラップをして冷蔵庫で保存してください。ただし、カットしたメロンはあまり日持ちしないため、遅くとも翌日中には食べきることをおすすめします。
なお、どうしても翌日中に食べきれそうにないときは、早めに冷凍保存すると便利です。できるだけ実どうしが重ならないよう保存袋に入れ、空気を抜いてしっかりと密封したら、冷凍庫で1カ月ほど保存できます。
冷凍したメロンは、半解凍でシャーベットのように味わうのも良いですし、自然解凍すれば生のときと変わらない甘みを感じることができます。解凍は冷蔵庫で行い、好みの柔らかさになるまでこまめに様子をチェックしてくださいね。
メロンを使ったおすすめレシピ
ここからは、メロンを使ったおすすめレシピを紹介します。
メロンピューレ
- 調理時間: 約30分
- 費用目安: 500円
【材料 2人前の分量】
- メロン果肉 180g
- グラニュー糖 大さじ2
- レモン汁 大さじ1
【作り方】
- メロン果肉を一口大に切り、鍋に入れます。
- グラニュー糖とレモン汁を加え、中火で煮込みます。
- メロンが柔らかくなり、液体が少しとろみを帯びるまで約20分煮込みます。
- 茶こしを使って果肉を濾し、瓶に移します。
- 粗熱を取った後、冷蔵庫で冷やして完成です。
このメロンピューレは、メロンの自然な甘さとレモンの爽やかな酸味が絶妙にマッチした、夏にぴったりの味わいです。トーストやヨーグルトに添えて、朝食やおやつにお楽しみください!
メロンスムージー
- 調理時間: 15分
- 費用目安: 1200円
【材料 2人前の分量】
- メロン 1/2個
- 牛乳 200ml
- 氷 1カップ
- はちみつ 大さじ2
- ブルーベリー 適量
- ミント 適量
【作り方】
- メロンは種と皮を取り除き、適当な大きさにカットします。
- ミキサーにメロン、牛乳、氷、はちみつを入れて滑らかになるまで撹拌します。
- グラスに注ぎ、ブルーベリーとミントの葉をトッピングして完成です。
このレシピは、メロンの甘みと牛乳のまろやかさが絶妙にマッチした、夏にぴったりの冷たいデザートです。ブルーベリーとミントのトッピングが爽やかさをプラスし、見た目にも美しい一品に仕上がります。お好みで、はちみつの量を調整して、甘さを加減してください。
メロンゼリー
- 調理時間: 約240分 (冷やし固める時間含む)
- 費用目安: 1000円
【材料 2人前の分量】
- メロン 1/2個
- 砂糖 大さじ4
- 水 150cc
- 白ワイン 大さじ1
- 粉ゼラチン 9g
- 冷水 大さじ3
【作り方】
- 冷水に粉ゼラチンをふり入れ、ふやかします。
- メロンは種とわたを取り除き、皮から5mmほど残して果肉をくり抜きます。
- 果肉の大きい部分は一口大に切り、細かい部分は粗く刻みます。
- 鍋に砂糖、メロン果汁と水を合わせたもの、白ワイン、メロンの果肉を入れて混ぜ、中火で熱します。
- 煮立ったらときどき混ぜながら2分ほど弱めの中火で煮ます。
- 火からおろして1分ほど混ぜ、ゼラチン液を加えてさらに混ぜながら溶かします。
- メロンの皮にゼリー液を流し入れ、粗熱をとります。
- 冷蔵庫に4時間以上入れて冷やし固めます。
このレシピは、メロンの甘さと白ワインの香りが楽しめる、見た目にも美しいゼリーです。メロンの皮を器にして、中にゼリーと果肉を入れることで、特別な日のデザートにもぴったりな一品になります。
まとめ
メロンの切り方は様々なパターンがありますが、基本の切り方は意外と簡単で、コツさえおさえれば誰でも上手に食べやすくカットすることができます。
おしゃれな切り方としては、果肉を丸くくり抜く方法や三日月カット、フラワーカットなどがあります。切り方次第で、ホームパーティーでのおもてなしや、スイーツのデコレーションとしても楽しめます。
また、メロンの保存方法は、丸ごとの場合は常温で追熟させ、カットしてからは冷蔵庫または冷凍庫で保存するのがおすすめです。様々な切り方を覚えて、メロンの魅力を最大限に楽しみましょう◎