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つや姫の特徴は?人気の理由やメリット・デメリットを紹介!

つや姫の特徴は?人気の理由やメリット・デメリットを紹介!

山形県は日本でも有数の米どころとして知られ、高品質な米作りにこだわっています。その中でも「つや姫」は、山形県を代表する主力銘柄のひとつです。

つや姫は味や香り、粘りなど様々な点で高い評価を受けており、2010年にデビューした新品種ながら、すでに人気ブランド米として多くの人に愛されています。この記事では、そんなつや姫の特徴やメリット・デメリットについて詳しく紹介します!

つや姫とは?

つや姫は、山形県が誇る主力のブランド米です。つややかな外観と上品な香り、粘りのある食感が特徴的です。名前の由来は、白く光沢のある美しい姿から「つや姫」と名付けられました。

つや姫誕生の背景には、それまで主力品種として栽培されていた「ササニシキ」や「はえぬき」の人気の陰りにあり、当時絶大な人気を誇っていたコシヒカリを凌ぐお米を生み出すべく、開発されました。

日本の美味しいお米のルーツとされる品種「亀の尾」をベースに、約10年もの歳月をかけて開発されたつや姫は、今や世界に誇れる日本の美味しいお米として多くのファンを獲得しています。


つや姫の人気の理由

ここからは、つや姫の人気の理由について紹介します。

コシヒカリにも引けを取らない美味しさ

つや姫は、コシヒカリに匹敵する美味しさを誇るお米です。お米の食味を審査する「食味ランキング」では特Aランクに位置づけられ、美味しさが証明されています。

そんなつや姫の味や外観には、以下のような特徴があります。

  • 外観が良くツヤがある
  • 粘りが強くモチモチとした食感
  • 甘みが強くコクがある

つや姫は産地でも「コシヒカリに勝るとも劣らない」と評価されており、コシヒカリを凌ぐ味わいの良さも指摘されています。山形県の生産者のこだわりによって実現した品質の高さが、つや姫の美味しさの秘密です。

こだわりの栽培方法で育てられた安全性

つや姫は山形県の特別栽培米の認証基準に沿って、こだわりの栽培方法で育てられています。そのため安全性が高く、健康を意識する人にもおすすめのお米となっています。

つや姫の栽培には以下のような特徴があります。

  • 化学肥料の使用を原則禁止
  • 農薬の使用回数を通常の半分以下に抑制
  • 生育に良い土作りと適正防除に努める

このように、化学物質の使用を極力控えることで、つや姫の安全性を高めています。生産者一人ひとりが手間暇をかけて丁寧に育てることで、安全かつ美味しいつや姫が生み出されているのです。

つや姫のデメリット

ここからは、つや姫のデメリットについて紹介します。

寒さに弱い

つや姫は美味しい反面、寒さに弱い品種であることが知られています。 山形県は日本海に面した内陸の盆地で、冬場の気温が他の主要な米作地帯に比べて低くなる傾向にあります。低温が続くと穂発芽が遅れ、収量にも影響が出てしまいます。

そのため、山形県ではつや姫の栽培に際して、以下のような対策が取られています。

  • 寒冷紗を使った被覆
  • ビニールハウスでの育苗管理
  • 冷気に強い品種との交配

このように、手間とコストをかけて寒さ対策を行うことで、高品質なつや姫を確保しているのです。しかし、この点がつや姫の価格が他の一般米より高くなる要因の一つとなっています。

値段がやや高い

つや姫は山形県内では「有機栽培米」と「特別栽培米」のみが認められており、一般的なお米に比べて値段が高くなっています。

  • 有機栽培米:化学肥料や農薬を一切使わずに育てられた米
  • 特別栽培米:化学肥料や農薬の使用を最小限に抑えて育てられた米

これらの栽培方法は、米の安全性や品質を高める一方で、コストがかかるため高価になります。コシヒカリと比較すると、どちらも1kgあたり1,000円前後で大差はありませんが、全国的に栽培されているコシヒカリは地域によっては安く手に入ることもあり、平均価格で見るとつや姫の方が高価な傾向にあります。

ただし、つや姫は限られた地域でしか栽培されていないため食味にブレがなく、いつでも安全で高品質なお米を食べられるというメリットがあります。

つや姫の旬はいつ?

つや姫の新米の収穫時期は9月下旬から10月上旬です。この時期に収穫されたつや姫は、旬を迎えるため最も風味や食味が良い状態となります。

新米とは、その年に収穫され、12月31日までに精米・袋詰めされたお米のことを指しますので、つや姫の新米は9月下旬頃から出回りはじめ、翌年の2月頃までは購入できるチャンスがあります。

なお、新米の美味しさは時間とともに劣化していきます。新米のつや姫を手に入れた際は、購入から1ヶ月以内を目安に、できるだけ早めに食べきることをおすすめします。

まとめ

つや姫は、コシヒカリにも引けを取らない美味しさと、こだわりの栽培方法で育てられた安全性が人気の理由です。一方で、寒さに弱いという耐冷性の問題や、山形県内でも「有機栽培米」や「特別栽培米」に限定されているため、値段がやや高めであることがデメリットとされています。

栽培方法にこだわっているからこそ、価格の面でややデメリットもあるつや姫ですが、新米の時期にはいつもより安く購入できる場合もあります。つや姫が収穫を迎える9月下旬頃には、ぜひ新米のつや姫が店頭に並んでいないかチェックしてみてくださいね◎


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